ネットバンキングの使い方
正解のケース(1)

◆振込限度額を引き下げる

 必要性が高くないのに複数の口座でネット取引しているケースが不正解なら、被害リスクを軽減するためには必要最低限の口座に絞るのが正解だ。

 さらに「利用限度額」を引き下げると効果がアップする。ネットバンキングでは、振り込みや振替、外貨預金や投資信託の購入などにおいて1日・1回の利用限度額が設定されている。

 このうち最も重要なのが振り込みの利用限度額だ。不正送金は振込機能を使って犯人の口座に資金移動する手口が多いから、限度額を下げておくと被害を最小限に留めることになる。デフォルトの金額は銀行によって異なるが、数百万円から1000万円と高額である。

 私は1日当たりの振込限度額をデフォルトの1000万円から10万円に下げた。10万円以上の振り込みをすることはほとんどなく、仮にあったとしてもその日だけ限度額を引き上げて、振り込みが済んだらもとに戻せばいい。限度額の変更は、ネットバンキング上で操作可能だ。

ネットバンキングの使い方
正解のケース(2)

◆ログインはブラウザの正規のサイトから行う

 金融機関からのメールだと思っても、実はそのようにカモフラージュしたフィッシングメールであることも多い。ネットバンキング上で取引をするなら、ブラウザにブックマークした金融機関の正規サイトからログインすること。

 不正送金は、金融機関からの送信を装ったフィッシングメールやスマホのSMS(ショートメッセージサービス)から偽サイトに誘導する手口がほとんどなので、メールにあるURLからサイトを開かないのが鉄則だ。初歩的だけれど、かなり有効な自衛策だ。