「スマートな簡潔さ」はデジタルニュースを配信する米スタートアップ企業アクシオスの事業にとって効果的なようだ。その言葉を社是に掲げる同社は今年、新型コロナウイルスの影響による経済的混乱にもかかわらず、黒字を達成する見通しだ。同社の財務に詳しい複数の関係者が明らかにした。多くのメディア企業が広範なレイオフや報酬カットに追い込まれている状況とは対照的だ。関係者によると、アクシオスは今年、人員削減を回避している上、売上高は前年同期比30%強の約5800万ドル(約62億円)とパンデミック前の予想を達成する見通しだ。その主因は、スポンサー付きのニュースレター事業にある。大口スポンサーにはケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストや複合企業コーク・インダストリーズ、大手銀ウエルズ・ファーゴなどが名を連ねている。
新興メディア「アクシオス」、コロナ禍でも黒字の理由
スポンサー付きニュースレターで急成長、人員削減も回避
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