次に眉を整える。年を取ると眉が薄くなるので、上からアイブロウを塗る。

「軽いタッチで結構なので、眉全体をなぞってください。自然に見せるためにスクリューブラシを使って、ぼかします」

 そして唇にも血色が良く見えるクリームを塗る。

 非常に簡単。化粧というと面倒なものだと思っていたが、これなら数分で終わる。会議の前にさっと手直しをするというのはアリかもしれない。

 帰ってから、化粧水と保湿クリームを兼ねた『ウーノバイタルクリームパーフェクション』というクリームを洗顔のたびに塗ってみた。10日ほどたったら、目の下のシワが心なしか浅くなっている気がした。

 それが事実かはともかく、化粧をすることで会話に自信がつき、緊張がなくなるという実験結果の意味は理解できた。

 化粧それ自体が顔色を良く見せるといった効果もあるが、自分で自分をベストの状態に仕上げているという蓄積が、自分に自分を良く見せていくのだ。運を上げるにはポジティブに考えろというが、それと似ているのではないか。

 Zoomなどテレビ会議システムでは顔がアップになる。対面以上に顔に目がいく。髪を直すように肌の色も整えるというのは、ちょっとした気づかいとして悪い習慣ではない。それが自信につながるなら、なおさらだ。