新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対応を巡り批判が広がる中、国際社会における中国のイメージが急激に悪化している。先進14カ国を対象とした新たな調査で明らかになった。6日公表されたピュー・リサーチ・センターの調査結果によると、パンデミック対応に関する評価だけは、中国よりも米国の方が悪かった。調査は世界4大陸の1万4276人を対象に実施され、平均で73%が中国に対して厳しい見方を示した。これは昨年の調査に比べ2桁の伸びで、中国にとって調査開始以来で最悪の評価となった。昨年以降、大半の国で反中感情が高まっている。英国とオーストラリアでは中国に否定的な見解が昨年の2倍余りに上った。他国でも中国に対する評価は下降線をたどり、米国、カナダ、韓国、スウェーデンでは2年連続の過去最低に近づいている。
中国の国際評価が過去最低に、コロナ対応巡り高まる反感
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