米フェイスブックは今年、プラットフォーム上の投稿内容を改善するために一連の規則を導入した。だが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が独自調査を行った結果、ユーザーが違反コンテンツを報告しても、往々にして規則順守が徹底されていない状況が分かった。フェイスブックは、ユーザーが問題コンテンツを報告できる制度を設けている。WSJが報告した150以上のコンテンツ(フェイスブックも後に違反を確認)のうち、同社の監視システムは約75%の割合で不適切な投稿に対処しなかった。フェイスブックの広報担当サラ・ポラック氏は、問題コンテンツの阻止が徹底されていないというWSJの分析結果について、同社の監視システムの全体的な正確性を反映していないと述べた。フェイスブック上に日々1000億ものコンテンツが投稿される中、同社はユーザーの報告を精査するとともに、自動化ツールを使用して積極的に監視しているとした。
FBの悪質コンテンツ対策、規定違反への対応に不備
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