米ホワイトハウスの高官が今年に入りシリアの首都ダマスカスを訪問し、秘密裏にアサド政権側との協議に臨んでいた。トランプ政権当局者や協議内容に詳しい関係者らが明らかにした。米政府高官がシリアで政府関係者と会談するのは2010年以来。ダマスカスを訪問したのは、ドナルド・トランプ大統領の次席補佐官でホワイトハウスのテロ対策トップを務めるカシュ・パテル氏。関係者によると、バッシャール・アサド大統領に拘束されているとみられる少なくとも2人の米国人の解放に向け交渉に当たった。パテル氏が誰と面会したかは明らかにされなかった。ホワイトハウスとシリアの当局者による会合はこれまで、2010年が最後とされていた。米政府は12年、アサド政権退陣要求デモに対する暴力的な取り締まりに抗議し、シリアとの外交関係を断っている。
米政府高官がシリアで人質解放交渉、訪問は2010年以来
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