米連邦公開市場委員会(FOMC)が5日発表した政策判断に関する声明は次の通り。連邦準備制度理事会(FRB)はこの厳しい時期にあらゆる手段を活用して米国経済を支援し、雇用の最大化と物価安定という目標の促進に尽力する。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は米国および世界各地で途方もない人道的・経済的苦境を引き起こしている。経済活動と雇用は回復が続いているものの、年初の水準を依然として大きく下回っている。需要の鈍化や先ごろの原油価格の下落は消費者物価の上昇を抑制してきた。経済および米国の家計・企業への信用の流れを支援する政策措置などを反映し、全体的な金融情勢は依然として緩和的だ。経済の道筋はウイルスの動向に大きく左右されるだろう。現在進行中の公衆衛生の危機は目先の経済活動、雇用、インフレ率に引き続き重くのしかかり、中期的な経済見通しに対する著しいリスクを呈するだろう。
【FOMC政策声明】金利据え置き「経済・雇用の回復続く」
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