「見知らぬ人」と対話できるサービスが、密かに人気な理由Photo:PIXTA

「自己主張全盛」時代に密かに高まる
見知らぬ人との対話ニーズ

 YouTube、インスタグラム、ツイッターなどのSNSで誰もが発信できる時代。自分の意見や要望を自由に発信できるとあって、SNSは年代を問わず利用されている。

 しかし、SNSは便利ではあるものの、使い方を間違えるとトラブルにつながってしまう。意見の食い違いから討論になったり、誹謗中傷のコメントで相手を傷つけ、訴訟にまで発展する。最近こういったトラブルをよく耳にするようになった。

 まさに「自己主張全盛」と言える時代だが、その一方で、誰かの話にじっくり耳を傾ける機会は減っているのではないだろうか。人は悩んだときやアイデアがひらめいたときは、誰かに話を聞いてもらいたいと思う。自分の考えを打ち明けると頭を整理でき、スッキリするものだ。