テレワークで社内の結束が高まる企業と摩擦が生じる企業の違いオフィスワークに比べてコミュニケーションが取りづらいテレワークでは、今ハラスメントが問題になっている

定着しつつあるテレワーク
新たなハラスメント「リモハラ」に要注意?

 新型コロナウイルスの影響で、テレワークに切り替えた方は多いだろう。出社する必要がなく、自由に仕事ができる。そう思われがちだが、テレワークに今、問題が発生しているのだ。

「仕事の状況を頻繁に報告しなければならない」
「上司の監視が厳しすぎる」
「プライベートな時間までネット回線を接続するように指示された」
「オフィスで働くより仕事量が増えてしまった」

 こういった悩みが浮上しており、「テレハラ」「リモハラ」という言葉がメディアを賑わせている。上司から部下に対するこれらの行為はれっきとしたハラスメント(嫌がらせ)。今年6月に「パワハラ防止対策関連法」が施行されたこともあり、ハラスメント対策は企業の義務になっている。万一、テレワークでトラブルが発生した際に、被害を補償する損害保険まで登場している状態だ。