部屋を表面的に片づけるだけでは
解決しない問題もある
私は普段、一般家庭向けに整理収納のコンサルを行なっています。「家を家族の安全基地に」をモットーに活動していますが、依頼者に困りごとをヒアリングしていると、「片づいているかいないか」とはまた違うところに問題解決のヒントを感じることが多くあります。
それは、「居場所と存在感」の課題です。
例えば、部屋がすっきりしていても「居心地が悪い」と訴える人がいたり、逆に、本人のもので溢れているのに「居場所がない」とこぼす人がいたり。ずっと家にいるはずの主婦(主夫)が「自分の場所がない」と感じていることもあります。