住宅市場が急回復、首都圏は「局地バブル」へPhoto:PIXTA

絶好調が続く
首都圏の中古住宅市場

 不動産市場において、住宅市場は「絶好調」と言っていいだろう。

 10月の首都圏中古マンション市場は成約件数が3636件で前年比プラス31.2%、10月としては1990年5月のデータ収集以降、過去最高となった。販売が好調であることに加え、新規登録の少なさも手伝って、在庫件数は前年比マイナス16.7%の3万9829件と、11カ月連続で前年同月を下回っている。

図表:首都圏 中古マンション件数の推移(出所)東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch サマリーレポート2020年10月度」(http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202010_summary.pdf) 拡大画像表示