自由裁量の米経済は、繁栄への素晴らしいエンジンだ。そして24日の株価が上昇し、ダウ工業株30種平均が史上初の3万ドル台に乗せたことは、そのことを改めて証明した。株価は上昇する時もあれば、下落する時もある。しかし、未来への楽観的見方を示すこの節目達成は、新型コロナウイルス感染症による苦境にもかかわらず、米経済に底力があることを示した。われわれは、陰々滅々な多くの予想を外してきた。今年3月に何人かの政治家によって経済活動の停止措置が取られた後は、特にそうだった。7月31日に失業給付を上乗せする特例措置が失効した後に、壊滅的状況に陥るとの予想を覚えているだろうか。その予想は当たらなかった。第3四半期の米成長率は年率換算で前期比33.1%に達した。