中国のスマートフォンメーカー華為技術(ファーウェイ)のシェア縮小は、同じく中国の小米科技(シャオミ)のシェア拡大につながっている。だが、シャオミがこのまま躍進を続けるのは、投資家が予想するよりも困難かもしれない。シャオミは24日、非常に好調な7-9月期決算を発表。売上高は前年比35%増となり、営業利益は2倍以上に増加した。世界のスマートフォン販売台数は前年同期比45%増となり、初めて世界第3位のスマホメーカーとなった。世界のスマホ市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響による不振から回復している。だが、シャオミの業績躍進のカギを握る要素はファーウェイの苦境だ。ファーウェイの7-9月期のスマホ出荷台数は24%減だった。米トランプ政権は9月以降、ファーウェイが米国の技術を使用した部品を購入するのを阻止している。