Photo:PIXTA

コロナ禍で景気はなかなか上向かず、消費控えの傾向は続きそうだ。多くの人が「1円でも安く買いたい」と思っているだろう。節約好きを自負する筆者が “安い匂い”がする店のかぎつけ方を伝授する。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

消費控えの傾向は強まるばかり、節約好きはどう動くか

 順調にお金を落とし始めていた「Go To キャンペーン」が中断に追い込まれそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにはやむを得ないとはいえ、やっと上向き傾向にあった消費マインドに冷や水を浴びせた形となった。例年であれば最も消費熱が盛り上がるのが年末にかけてなのだが、2020年にそれを期待するのは難しい状況だ。

 皆がお金を使わなければ、景気はなかなか上向かない。家計調査報告によると、直近9月の数字では消費支出は1世帯当たり26万9863円で、前年同月比で実質10.2%の減少、前月比で実質3.8%の増加という数字。支出の内訳を見ても、増加している費目は電気代とガス代くらいで、12カ月連続の実質減少となっている。

 さらに品目を細かく見ると、食品で売れているのは相変わらずパスタや即席麺、冷凍食品など巣ごもり関連だ。衣料品も化粧品も外出が絡むレジャー費も、ことごとく減っている。特に落ち込みが大きい外食や飲酒、パック旅行費などが「Go To キャンペーン」の恩恵でようやく動き始めていたところだけに痛い。

 かたや収入はといえば、毎月勤労統計調査によると一般労働者の実質賃金は3月から前年比でマイナスのまま。24万5713円と前年比+0.1%だが、やはり残業代等を指す所定外給与円は-12.3%と減少幅が大きい。消えた残業代分を埋め合わせることは難しく、これでは消費をどんどん増やそうという気になりにくい。

 そうなると、やはり気分はデフレマインドとなり、「1円でも安く買いたい」と考えるものだ。安く買う方法にはいろいろあるが、その一つは「安い店を探す」ことだろう。

 安い店探しにはコツがある。節約好きを自負する筆者は、 “ここは安い匂いがする”という店には必ず入ってきた。旅行や遠出をしにくいご時世、レジャー代わりに近場で「安そうな店」探しをするのも一興だろう。これまでにマスターした「安い店」ハンティング法について、語ってみたい。