雪の結晶(スノーフレーク)の素晴らしさとは、一つ一つ形が異なることだ。だが米企業スノーフレークにとって、それは難題ともなる。クラウドベースのデータウエアハウス(DWH)事業を手掛けるスノーフレークは9月に上場し、米国で今年最大のIPOとなった。同社株は取引初日に倍余りに上昇。2日午後の上場後初の四半期決算発表を前に、さらに15%ほど上値を伸ばした。決算内容は強弱交錯した。8-10月期(第3四半期)の売上高は前年同期比119%増の1億5960万ドルと、市場予想を上回った。一方、業績予想は市場の期待を満たせなかった。11-1月期の売上高は前年同期比88%増と、予想レンジの中間点になるとの見通しを示した。アナリスト予想は102%増だった。