2021年に米大学の経営学修士(MBA)課程に入学するのは異例の難関となりそうだ。入学審査は既に始まっているが、ビジネススクールやコンサルタントは記憶にある限り、最も熾烈(しれつ)な競争になりつつあると話す。20年秋学期のMBA志願者は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった頃に急増した。学生が雇用悪化を乗り切る手段を求めたためだ。21年秋に始まる全日制プログラムの志願者も引き続き増加する一方で、入学定員の枠は過去数年に比べて減る見通しだ。コロナ禍の移動制限に配慮し、入学延期を認めた留学生が大勢いるためだ。志願者は既にひっ迫感があると話している。ジミー・リンさんは数カ月前、トップ校6校の21年度全日制MBAプログラムに出願し、その後5校の不合格通知を受けた。もしノースウェスタン大学ケロッグ・スクール・オブ・マネジメントの入学審査に通らなければ、22年に再び出願すると話す。
米MBA志願者、「最も激烈な」受験競争に直面
外国人留学生の出願が急増する可能性も
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