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菅内閣は経済・産業対策で中小企業再編策を着々と進めている。しかし、この内容をよくよく見れば、「再編」の名のもとに、中小企業を「淘汰」するもので、「中小企業つぶし」に他ならない。中小企業再編策の理由として「中小企業は過保護だ」とも言われているが、それは「根拠なきイメージ」に過ぎない。(室伏政策研究室代表、政策コンサルタント 室伏謙一)

初の国会での論戦に臨んだ菅首相
内容は「お粗末なもの」

 10月26日、第203回国会(臨時会)が招集され、12月5日までの41日間、開かれた。9月16日に発足した菅内閣としては、初めての国会となった。

 初めての国会での論戦に臨んだ菅首相、その中身はと言えば…実に「お粗末なもの」であった。答弁のお粗末さについては、既に報道などを通じてご承知のことと思う。

 そもそもの所信表明演説が、日本の社会経済の実像、新型コロナウイルスの感染拡大の前から変化しつつあったものが、その世界的感染拡大をきっかけに、加速化した世界情勢などを全く無視したものである。それだけでなく、「特定の利権、利益が儲(もう)けられるようにします」と宣言したような内容で、この国はどこぞの開発途上国、開発独裁国家に変質してしまったのではないかと思わざるをえない内容だ。