米食品医薬品局(FDA)は8日、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンについて詳細な分析結果を発表し、臨床試験(治験)で「所定の合格基準を満たした」との見解を表明した。米国での実用化に向け検証が行われていた初のコロナワクチンが近く承認される見通しが高まった。  FDAはワクチンについて、独自に実施した分析結果と同2社による分析結果をそれぞれ公表した。  FDAの分析結果は、ワクチンのさまざまな「すでに確認されている利点」を挙げており、「2回目の投与から少なくとも7日後にコロナに感染するリスクが低下する」などと指摘した。