米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は8日、新型コロナウイルスワクチンがポリオワクチンのように成功するとの期待を表明、その場合、2021年の後半には労働者は職場に戻れるだろうとの見通しを示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシル」で発言したファウチ氏はコロナ制御には多くの障害があるとの認識も示し、予防接種に対する人々のためらいやコロナに関する誤情報の広がりを背景とした感染者急増などを挙げた。ファウチ氏は、新型コロナを「現実ではなく、偽ニュースかでっち上げだと思っている人がかなりの割合で存在する。これは異常なことだ。このようなことは今まで見たことがない」と語った。
ファウチ所長、コロナワクチンに期待 誤情報に懸念
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