香港の民主活動家、梁頌恒氏(34)は1年前、警察に包囲された大学キャンパスからデモ参加者の脱出を必死に支援していた。そして今は米国から、香港脱出を願う若き活動家への支援を求め、米議員に働きかけている。同氏は11月30日に米国へと逃れた。「われわれの仲間は皆、恐怖におびえている」。梁氏は政党「青年新政」の元指導者で、香港の自治を求めている。「だが、香港は降伏していない」足元では、香港から脱出する活動家が相次いでおり、梁氏もその一人だ。彼らは中国による「国家安全維持法(国安法)」の制定強行により、香港ではアクティビズムはもはや許容されなくなったと主張している。香港からの亡命希望者は、受け入れ国と中国の緊張を高める公算が大きい。
香港脱出目指す多くの活動家、亡命支援の動きも
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