米製薬大手ファイザーは、独医薬ベンチャーのビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンの出荷を米国で開始した。感染拡大が続く中、ミシガン州の工場から各地の保健所や病院にトラックで輸送する。  ファイザーの広報担当者によると、輸送は貨物大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)とフェデックスが担当する。ワクチンは流通センターへ届けられ、そこから各地の145の保健所や病院に向かうという。  輸送されているのは50万回超分のワクチンで、保存温度はセ氏マイナス70度に維持される必要がある。