たくさん服はあるのに、今日着る服がないのは、あなたが服を持ちすぎているからかも?
新しい服を買うのをやめて、手持ちの服だけで過ごしてみると、意外と定期的に買い続けなくてもおしゃれはできるということが分かってきます。NYで話題の必要最小限の、確実に着る服だけのワードローブのつくり方「プロジェクト333」を紹介した書籍『もう、服は買わない』が2020年12月16日に発売。今回は担当編集Nが、本の通りにやってみた体験談をご紹介します。
実際に120→33着に減らしてみた
●「3ヵ月33アイテムで過ごす」を始める前の印象
面白そう!やってみたいと思いました。ただ、もともと服は少ないほうなので、1シーズン33着もあるかな?と心配になりました。実際には、把握できていなかっただけで思っていたよりも服はたくさんありましたが(笑)。
●「3ヵ月33アイテムで過ごす」を始める前、どのくらいのアイテムを持っていた?
全部で120アイテム、服だけで96着(大好き25着、どちらともいえない51着、さよなら20着)。
●実際に選んだ、冬の33アイテムは?
<編集Nの冬の33アイテム>
●服×17
・ダウン×1
・コート×1
・白のタートル×2
・白のクルーネックニット×1
・ベージュのタートル×1
・黒のローゲージニット×1
・グレーのコンパクトニット×1
・グレーのデザインニット×1
・白のタンクトップ(インナー用)×1
・白のハイネックプルオーバー×1
・デニム×1
・ベージュのスラックス×1
・ネイビーのスラックス×1
・ミディスカート×2
・マキシワンピース×1
●バッグ×4個
・仕事用のトートバッグ×2
・クロスボディバッグ×2
●小物&アクセサリー×8個
・マフラー(黒・白)×2
・ストール(チェック・グレー)×2
・シルバーのフープピアス×2
・パールのピアス×1
・ゴールドのピアス×1
●靴×4足
・黒のフラットシューズ×1
・レースアップシューズ×1
・スニーカー×1
・ローヒール×1
「すぐ捨てない」が、地味にすごい!
●「3ヵ月33アイテムで過ごす」を実際にやってみた感想
これまで何度もクローゼットを整理してきましたが、毎回保留になってしまい、着ないのに捨てられない服が一定数ありました。特に、状態が良かったり、高かったものは、いざゴミ袋に入れようとするともったいないと感じ、「まだ着るかも」と保留にしてしまうのです。
『もう、服は買わない』では、不要な服をすぐには捨てません。33アイテムを選ぶ前に、まずクローゼットの服を全部出して、「大好き」「さよなら(いらない)」「どちらでもない」の山に分けますが、「さよなら」と「どちらでもない」の服は箱に詰めるなどして、いったん目に入らないところに隠すだけです。
これが、「捨てるものを選んでいる」のではなく「ただ、服を分けているだけ」という感覚なので、安心して「さよなら」の山に置けました(笑)。また、最後に「これと同じ服がお店に売っていたら、また買う?」と確認し、ダメ押しでふるい落とせるのもよかったです。
「欲しい服」をなぜか既に持っているという衝撃!
●プロジェクト333で、どう変わったか?
圧倒的に無駄遣いが減りました。これまでは、常に「服がない」「買わないと着るものがない」と思っていました。しかし、実際にはその時欲しいと思っているもののほとんどが、なぜか家のクローゼットの中にありました(笑)。既に好みがある程度決まっていることもあり、大体欲しいものは持っていたようですが、そのことに全く気づいていませんでした。
『もう、服は買わない』では、季節ごとに使う33アイテムを選びますが、シーズンの最初に手持ちの服を全部出すことで自分は何を持っていて、何が足りないのかを把握できるので、被る買い物をしなくなります。また、本の中の「欲しいのは、本当に新しい服なのか?」という言葉に支えられ、衝動買いを思いとどまることができました。これまでは、「打ち合わせがあるから」「あの人に会うのに、こんな格好で行けるわけがない」と、予定のたびに服を買っていましたが、それもワードローブを把握できていないことと、服ではない別のところに自信がなかったことが原因だと気づけました。既に、服を買わずに3ヵ月過ごしていますが、33アイテムが少なすぎないので、買い足しの必要性を感じることなく、あらゆるシーンに対応できています。
今回は、編集Nの「無駄遣いが減った」「予定のたびに服を買わなくなった」「衝動買いをがやめられた」という3つの変化について紹介しました。『もう、服は買わない』では他にも、捨てていい服の判断基準や、具体的な服の減らし方、必要最低限のワードローブのつくり方、必ず使う服の見極め方、無駄買いを防ぐ方法などたくさんご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。