【相馬原駐屯地】米海兵隊は西太平洋の島しょ地域での紛争に備えて日本での訓練を強化している。この地域は中国の軍事的脅威に対する米国の戦略転換の最前線となっている。  海兵隊は、近年の作戦対象だった中東やアフガニスタンの過激派よりもずっと大規模で洗練された敵との対決に備えている。中国は今や、軍事衛星やサイバー戦能力、人工知能(AI)の活用、そして米国との差を縮めつつある攻撃能力により、米国防総省が「ほぼ同等」のライバルと呼ぶ存在になっている。