ケビン・ウォーシュ氏が米連邦準備制度理事会(FRB)議長として2回目の会合に臨んで、FRBが政策金利を据え置くまでの数週間に、多くのことが起きた。低調な雇用やインフレ鈍化を示す統計やイランとの紛争再燃、さらに原油相場の上昇だ。だが、ウォーシュ氏が最も注目したのは、こうした情報に市場がどう反応したかだった。その反応とは、債券利回りの上昇だった。ウォーシュ氏は29日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者団に対し、このことが経済動向やFRBがそれにどう対応するかについて発言を控えるという自らの決定を正当化するものだと説明した。市場は「審判ではなくボールを見てプレーすることを学びつつある」と同氏は語った。