バブルを見つけるのは簡単だ。ほとんどどこでもいつでも見つけられるかのようだ。われわれのように過熱感を見分けようとする人にとってはなお悪いことに、近年バブルとみなされていた銘柄の多くで、それでもお構いなしに買った投資家が2020年に大もうけすることになった。投資家に問いたい。バブルとの判断は間違っていたのだろうか。それとも、今はチープマネー(低利資金)があおる当てずっぽうの投機の時代にあり、それは終わりを迎えるのが必然なのだろうか。筆者の考えは後者に傾いている。ただ、バブルとされた多くの銘柄がここ1年に驚異的な上昇を演じたことは、後者が正しいといずれ分かったとしても、それまでの間はとてつもなく誤った論となる余地が大きいことを示している。
米株の「ダブル・バブル」、難しい賭けに
2020年に急上昇した「バブル」銘柄は、やはりバブルと証明されるのか
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