――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  多くの企業は2020年が去ったことを当然ながら喜んでいるが、ゲーム会社は複雑な心境かもしれない。  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、ゲーム業界にとって紛れもない恩恵となっている。移動制限で多くの人が家に閉じこもり、娯楽施設が閉鎖されたことで、2020年はゲーム業界にとっては当たり年となった。ファクトセットがまとめたコンセンサス予想によると、ゲーム開発最大手6社の2020年売上高は合計240億ドル(約2兆4700億円)と前年比19%増になる見通しだ。