ハンバーグ単品はもちろんのこと、ハンバーグとエビフライなど、人気メニューを組み合わせた、当時では画期的ないわゆるコンボメニューが、圧倒的な支持を集めていました。

 ハンバーグとその他の人気メニューを2品同時に食べられる楽しさ、そしてごちそう感とお得感を打ち出し、爆発的にお客様を引き付けていきました。

 当時は、大卒初任給が3万5000円、平均年収は100万円に満たなかった時代です。

「ハンバーグステーキスカイラーク風」というメニュー名でしたが、380円という価格は少し高めのぜいたくなメニューであったように思います。

 昭和45年当時ラーメンが180円、かけそば100円、ビールの大瓶140円、うな重が550円でしたから、ハンバーグは特別感のあるメニューでした。

ハンバーグはファミレスの看板メニューに

 そもそも、ハンバーグ自体が一般的になりだしたのは、1960年代のこと。家庭用にインスタントの商品が普及して、人気メニューになっていきましたが、スーパーで買えるハンバーグは1個20円程度の、魚肉が入ったものでした。

 人気がありながら家庭ではまだ本格的なハンバーグは食べられない時代の中、ファミリーレストランでは本格的なハンバーグを提供したことが大きな勝因となりました。

 熱々の鉄板でジュージュー焼かれて、肉感たっぷりで肉汁があふれ出し、今と変わらず当時の消費者にもハンバーグは魅力的なメニューでした。

ハンバーグが多くのお客様を集客して、
ハンバーグがお客様の心をわしづかみにして、
ハンバーグが大きな利益を企業に与えてきました。

 実は、ハンバーグが人気メニューになったのには、もう一つの側面があります。企業の経営にとって、とても重要な理由があったのです。