ドナルド・トランプ前米大統領の一族が経営する「ドナルド・オーガニゼーション」の売上高が昨年、新型コロナウイルス禍で大きく落ち込んだことが分かった。系列のホテルやゴルフリゾートが特に大きな打撃を受けており、トランプ氏が退任後に直面する資金問題の厳しさを浮き彫りにした。米政府倫理局(OGE)が公表した直近データ(2020年と21年最初の数週間含む)によると、トランプ氏の経営会社の最低売上高は2億7800万ドル(約290億円)と、19年の4億4600万ドルから4割近く落ち込んだ。トランプ・オーガニゼーションが直面する資金問題は向こう数カ月にさらに悪化する公算が大きい。トランプ支持者らによる先の議会占拠事件を受けて、提携先や顧客の間でトランプ氏との関係を断つ動きが出ているためだ。
トランプ一族経営会社、コロナ禍で昨年売上高は約4割減
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