米国人は同じ持ち家に以前よりも長く住むようになっており、住宅購入を希望する人にとっては費用が高くつく結果につながっている。  米国の持ち家保有者の居住期間は着実に延びている。これが大きな理由となって、売り家の在庫は過去最低水準となり、価格も過去最高に迫る。  不動産仲介会社レッドフィンが新たに行った分析によると、2020年の平均的な住宅所有者の居住期間は13年と、2019年の12.8年からやや長くなり、2010年の8.7年を大きく上回った。同調査では、米国の持ち家所有者の約4人に1人が20年以上同じ家に住んでいることが明らかになった。