ジョー・バイデン米大統領は新型コロナウイルスワクチンの配布加速を目指し、「国防生産法」を発動した。ワクチンメーカーや専門家によると、短期的なワクチン生産の急拡大は見込めないものの、注射器などの供給が増えることでワクチン接種が大きく前進する可能性がある。  バイデン氏は国防生産法の活用で、ワクチン注射に必要な機器や材料の生産拡大を見込む。注射器では、筒内のデッドスペースを少なくし1回の使用ごとの接種回数を増やすことができるタイプの供給増加も目指す。  20日に大統領に就任したバイデン氏は、最初の100日間で1億人のワクチン接種を目指す計画を表明している。