動画共有アプリ「快手」などを運営する中国の快手科技は、香港での新規株式公開(IPO)で最大54億米ドル(約5600億円)を調達する計画だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した条件規定書によると、同社は25日に注文受け付けを開始した。発行株数は3億6520万株、仮条件は105~115香港ドル。29日に公開価格を決め、2月5日に上場する。公開価格が仮条件の上限で決まった場合、時価総額は609億米ドルとなる。快手には中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスが出資している。同社はすでにキャピタル・グループやシンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールティングスなど10のコーナーストーン投資家を確保しており、計24億5000万米ドル相当の新株を購入する約束を取り付けている。