米ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は25日、逃亡奴隷から奴隷解放運動家に転じたハリエット・ダブマン氏の肖像画を新20ドル紙幣に採用するため、財務省が再び動き出したことを明らかにした。この動きはオバマ政権時代に始まったものの、ドナルド・トランプ前大統領の任期中には完了しなかった。サキ氏は「迅速化する方法を検討している」と発言。また、米国の多様性や歴史を反映した通貨・紙幣であることは重要だとし、タブマン氏の肖像画が新20ドル紙幣に採用されれば、その一例になると述べた。これが実現すれば、米紙幣の表面に女性が描かれるのは100年余ぶりとなる。現在使用されているアンドルー・ジャクソン元大統領の肖像画は裏面に移る。同氏は奴隷所有者だった。
米20ドル紙幣に女性の奴隷解放運動家、財務省が再始動
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