【ワシントン】米ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は25日、逃亡奴隷から奴隷解放運動家に転じたハリエット・ダブマン氏の肖像画を新20ドル紙幣に採用するため、財務省が再び動き出したことを明らかにした。  この動きはオバマ政権時代に始まったものの、ドナルド・トランプ前大統領の任期中には完了しなかった。サキ氏は「迅速化する方法を検討している」と発言。また、米国の多様性や歴史を反映した通貨・紙幣であることは重要だとし、タブマン氏の肖像画が新20ドル紙幣に採用されれば、その一例になると述べた。    これが実現すれば、米紙幣の表面に女性が描かれるのは100年余ぶりとなる。