――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ジョー・バイデン新政権は、誕生後まだ1週間も経っていないが、外交政策面で最も影響の大きい決定は、既に下されたと見ていいかもしれない。  バイデン氏は中国に対し、平和時の米政権が発足間もない時期に特定の大国に示したものとしては前例がないほど最大級の攻撃的対応を相次いで打ち出した。こうしたバイデン大統領の挑戦的姿勢は、中国にとって無視できないものだ。