米経済は昨年、期待外れな幕切れとなった。今年が大いに良好な年になるという確証はない。米商務省が28日発表した2020年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率換算で4%増だった。7-9月期GDPの確定値は同33.4%。こうした年率換算の数字は、四半期の成長率が年間を通して続いた場合の1年間の成長率を示している。年率換算しない場合、10-12月期は1%増、7-9月期は7.5%増となる。新型コロナウイルス危機によって年前半に落ち込んだ経済を取り戻すのに十分とは言えない。10-12月期は前年同期比で2.5%減だった。さらに懸念すべきことは、10-12月期の伸びが期初の好調にあるということだ。IHSマークイットによる月次GDP推計値によると、10月のGDPは前月比約0.6%増で、7-9月期の平均よりも1.4%高かった。だが11月のGDPは、コロナ感染者数の増加が個人消費を圧迫したため悪化した。商務省が28日発表したデータは12月に米経済がやや回復したことを示唆しているが、12月のGDPは10月の水準を下回ったとみられる(IHSの12月データはまだ出ていない)。