新型コロナウイルスのワクチンを接種したニューヨーク市の住民のうち、半分近くが白人だったことが分かった。市保健当局が31日に公表したデータから明らかになった。  12月以降にワクチンを接種した市民は数十万人に達しているが、そのうち48%は白人で、黒人は11%、アジア系は15%、ラテン系は15%だった。白人のワクチン接種率は、市内のどのマイノリティー・グループと比較しても2倍以上に上ることになる。  当局が公表したデータは完全なものではなく、31日の時点でワクチン接種者の40%にあたる26万3000人については人口統計に関する情報を得られていない。