ドナルド・トランプ前米大統領の弾劾裁判で検察官役を務める民主党の下院議員らは2日、1月6日に発生した米議会議事堂への乱入事件を巡り、暴徒を扇動したとしてトランプ氏を弾劾訴追することは明らかに合憲だと述べた。一方、同氏の弁護団は死者も発生した暴動のきっかけを同氏が作ったわけではないと述べ、退任した大統領が弾劾訴追され上院が有罪判決を下すことは憲法違反だと主張している。上院に2日提出された弾劾裁判の資料によれば、民主党下院議員らは残り任期がわずかとなった大統領の反逆に対し、憲法の起草者がわれわれに事実上、対抗手段を与えていないとは考えられないとし、弾劾やその他の規定について「1月の例外」を認める決まりは憲法にはないと述べた。
トランプ氏の弾劾裁判、弁護団は違憲を主張
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