ロリッタ・トレイシーさん(31)が昨年1月に就職活動をしていた際、会社の福利厚生として重要視していたのはケータリングのランチや通勤手当、ヨガ教室のレッスン料補助などだった。だが新型コロナのパンデミック(世界的大流行)から約1年が経過した今は、カリフォルニア州サンノゼの自宅で仕事をしながら利用できる福利厚生に関心がある。例えば、無料のセラピーやファイナンシャルプランニングに関する個別のアドバイスなどだ。幸運なことに、トレイシーさんが働いている金融テクノロジー会社ブルーバインは最近、その両方を提供し始めた。以来、各年金プランにどう資金を振り分けるべきかなどについて、会社が提供する退職貯蓄プランナーのアドバイスを頼りにしている。
米IT企業の新福利厚生、義務休暇や育児支援金も
無料の食事や娯楽よりワークライフバランス、コロナ禍で関心
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