ドナルド・トランプ前米大統領の旧友が率いる不動産投資大手ボルネード・リアルティー・トラストは、トランプ一族の経営会社との提携を打ち切る方策を探っている。内情に詳しい関係筋が明らかにした。  両者の提携対象には、トランプ・オーガニゼーションにとって重要な2つの資産が含まれる。トランプ氏の会社が新型コロナウイルス禍による旅行・娯楽需要の落ち込みで打撃を受ける中、提携が打ち切られれば、事業規模の縮小を余儀なくされかねない。一方、トランプ・オーガニゼーションは向こう数年間に4億ドル(約420億円)余りの債務返済期限を迎える予定で、提携解消に伴う持ち分売却がその助けとなる可能性もある。