最近設立された自動車メーカー大手ステランティスの傘下ブランドであるクライスラーやダッジ、フィアットなどを米国で販売するディーラーは、同社の経営陣に伝えたいメッセージがある。不振なブランドを見直すか、削減を検討してほしいということだ。仏自動車大手PSAグループと合併し、最近ステランティスを設立した欧米同業フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は長年、米国で7ブランドを展開している。これはしのぎを削る競合他社よりも多い。ジープやラムといった一部のブランドが人気となる一方、他のブランドは近年、新たな投資もなく、新モデルも発表されず、販売も低迷している、とアナリストやディーラーは口をそろえる。
ステランティス、14車種「整理見直しを」 販売店悲願
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