ソフトバンクグループ(SBG)は、遺伝子解析技術の開発や製造などを手掛ける米パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニアに9億ドル(約940億円)を出資する計画だ。  パシフィックは、病気の研究や治療法の開発に使われる次世代のDNAシーケンシング(解析)システムを製造している。ソフトバンクとパシフィックは10日にも、転換社債を利用した出資を発表する予定。パシフィックが持つ技術の商業化を加速させることが狙い。  ソフトバンクは既にパシフィック株を約6%保有しており、追加出資で大きな影響力を持つことになる。  パシフィックの時価総額は74億ドル。