【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は10日、政権の対中戦略について、国防総省内に作業部会を設置し、国家安全保障分野の見直しを行うと発表した。中国に対抗する戦略を策定する広範な取り組みの一環だ。  米当局者によると、作業部会はアジアにおける軍配備やテクノロジー、機密情報、同盟国の役割やパートナーシップなどを検証する。  バイデン氏が最高司令官として初めて国防総省を訪れ、計画を発表した。また、同省でロイド・オースティン国防長官、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長ら幹部と会談した。