米連邦検察と規制当局は先月発生した米ゲームソフト小売り大手ゲームストップや米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスの株価急騰を巡り、市場操作などの不正行為が根源にあったか否かを調べている。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、米司法省の詐欺対策部門とサンフランシスコの連邦検事局は、激しい売買の中心舞台となった証券会社やソーシャルメディア企業の活動について情報を収集している。連邦検察は召喚状で、株取引アプリを手掛ける米ロビンフッド・マーケッツをはじめとする証券業者に情報提出を要請したという。多くの個人投資家がロビンフッドを使ってゲームストップなどの株式売買を行った。