米大統領選で野心的な銃規制を公約に掲げたジョー・バイデン氏は政策づくりに本腰を入れる構えで、ホワイトハウスは銃規制を訴えるグループへの働きかけを開始している。2018年2月14日にフロリダ州パークランドの高校で発生した銃乱射事件の3周年を前に、バイデン氏の政策が新たに注目を集めている。バイデン氏が大統領就任以降に署名した一連の大統領令には銃規制関連は含まれていないものの、規制推進団体はこれまでのところ、ホワイトハウスの動きを歓迎している。国内政策会議委員長のスーザン・ライス氏と、バイデン政権で市民参加の取り組みを統括するセドリック・リッチモンド氏は10日、規制推進団体とオンライン会議を開き、「良識に基づく措置」を追求する姿勢を強調した。