ただ一方で、「数字」「お金」を追うだけでは立ちゆかなくなっているのも実情です。「業績を上げました。でも毎月、部下が辞めていきます」ではやはり、リーダー失格なのです。

 だからこそ今、リーダーは「業績」という言葉の定義を広げる必要があります。

「売上」を上げるだけでは不十分。これからのリーダーに求められる「業績」とは、「部下を辞めさせず、病ませず、やりがいをもってともに働き、目標を達成し続けること」なのです。

 では、そのために何をすればいいか。

 1万人のリーダーから寄せられた悩みを紐ときながら、私は「これからのリーダーがすべき5つのこと」を考えてみました。

 リーダーの悩みは数多くあれど、この5つさえできていれば、必ず解決できることがわかったのです。

(1)部下を見守る
 部下を「業績を上げるための道具」と見るのではなく、ともに働く「仲間」として、ひとりの人間として、誠実な関心を持ち、成長を支援できているか

(2)自身を磨く
 部下に頼り、甘えるだけではなく、リーダーとして、日々の仕事に打ち込み、汗をかき、努力・成長しているか

(3)チームをつくる
「結果さえ出せばいい」とばかりに、みなが思い思いに仕事をするのではなく、相手を思い、助け合えるチームになっているか

(4)結果を出す
 結果に一喜一憂するのではなく、結果につながる行動(プロセス)を正しく認識し、実行できているか

(5)組織を変える
「どうせうちの会社はダメだ」と諦めるのではなく、知恵を絞り、周囲を巻き込み、会社に堂々と働きかけているか

 本書は、リーダーが抱える「悩み」をこの5つの視点に基づき分類し、「業績を出すためのマネジメント」を効果的に機能させる方法・考え方を明確に記しました。

 収入がどんどん上がっていっても、家族がばらばらで、冷たい空気がまん延する家庭を誰も望みません。それと同じように、利益を出していても、働く人が病み、辞めていく。そんな会社は決していい組織とはいえません。

 離職率を抑え、メンタルを病む人をゼロにし、なおかつ目標を継続的に達成し続ける組織をつくる。

 決して夢物語ではありません。事実、私はコンサルタントとしてありとあらゆる規模・業種の会社組織の変革に携わり、会社のみなさんとともに考え成果を出してきました。あなたも確実にできるようになります。

 本書を通じて、少しでもあなたのお力になれれば、著者として、これ以上の幸せはありません。

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