「芸能界の節約女王」の異名をとるタレント・俳優の松本明子さん。40年以上にわたって節約を続けてこられたのは、楽しみながら節約するという独自の“ケチ道”を貫いているから。今回は、そんな松本さんが実践し、効果を実感している節約術を紹介!「日用品」「掃除」「光熱費」のテーマ別に取り上げるので、参考にしてほしい!(ダイヤモンド・ザイ編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2025年12月号の「松本明子流【ケチ道】節約術26」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

日用品はひと手間加えると活躍の幅が大きく広がる!
捨てて当たり前のモノも探せば使い道はたくさん

タレント・俳優 松本明子さんタレント・俳優 松本明子さん●1966年、香川県生まれ。バラエティー番組やラジオ、映画などで幅広く活躍中。10代から節約を続け「芸能界の節約女王」の異名も。近著に『この道40年あるもので工夫する松本流ケチ道生活』(アスコム刊)。遺産相続が題材の出演映画『ソーゾク』が公開中。

 節約生活40年以上という松本明子さん。まずは、松本さんが実践する「日用品」の節約術から紹介していこう。通常だと、日用品は本来の用途を終えたら捨てられるのが運命。しかし、松本さんは「“第2の人生”をいかに与えられるか」を日々考えているという。

 たとえば、もらった紙袋はすぐに捨てない。「紙袋って案外丈夫。おしゃれなデザインも多く、買い物袋や仕事の資料を入れるサブバッグとして日常使いしています。デパートの紙袋は厚手で高級感があり、おすそ分けに活躍。大中小のサイズごとに保管すれば、いざ使うときに便利です」(松本さん)

 同じく、すぐに捨てずにとっておくというのがレシートだ。「印字面で爪を磨くとピカピカになるんです」と、意外な効果を教えてくれた松本さん。さらに、伝染したストッキングも捨てずに有効活用。「股上を使ったシュシュは、髪に跡が付きにくくて便利。丸めた新聞紙を脚分部に入れると、湿気や臭いも取れるブーツキーパーになります」(松本さん)

 そのほか、着古したジーンズをバッグにリメイクしたり、余った保冷剤のうち「消臭剤入り」と書かれているものを、再利用したりすることも。具体的には、常温に戻して中身を空の容器に入れ、下駄箱やトイレなど臭いが気になる場所に置き、消臭剤として活用しているという。

 無駄使いをなくす工夫もすごい。「箱ティッシュは1枚が大きすぎるんです。箱ごと半分にカットして、通常の2倍使っています」(松本さん)。こうした工夫を楽しみながら実践しているのが松本さんのスゴイところだ。