――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  投資家は温室効果ガスの「排出実質ゼロ」計画を精査する必要がある。企業の価値とリスクを評価するためだが、幸いなことに簡単な方法がある。  企業は二酸化炭素(CO2)の排出コストの上昇に直面している。欧州連合(EU)の排出量取引価格は今月、1トン当たり約40ユーロ(約5100円)近くまで上昇し、過去最高を記録した。2030年までには多くの国で、100ドル(約1万500円)を超える炭素税が課される見通しだ。