米アルファベット傘下のグーグルが決済アプリ「グーグルペイ」の利用者拡大や利用継続に取り組んでいる。リワード制度や新たな財務管理サービスなどの機能に加え、11の銀行・信用組合との提携を通じて預金口座機能「Plex」も今後追加する。調査会社ガートナーのバイスプレジデント兼アナリストのロス・コスナー氏は、「グーグルはモバイルアプリとグーグルペイを通じ、決済にとどまらない顧客の幅広い財務ニーズに応えていくつもりだ」と述べた。グーグルは昨年11月、グーグルペイの刷新を発表した。その背景には、デジタルウォレット市場での競合他社の機能性向上と利用者急増があった。米決済大手ペイパルは分割払い機能など独自のアプリを展開。同社の個人間送金サービス「ベンモ」は小切手の現金化サービスのほか、QRコードが刻印されたクレジットカードも提供している。
グーグルペイ、刷新の一方で懸念の声も
デジタルウォレット市場での競合他社の機能性向上と利用者急増が背景
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