――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  集団として見た場合、米国人は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間に驚異的な額を貯蓄している。その貯金の多くは富裕層の銀行口座にある。だが、極めて重要なことは、それがすべてではないということだ。 米商務省が26日に発表した1月の個人所得(季節調整済み)は、コロナ対策の追加現金給付に支えられ、前月比で10%増加した。支出も前月比2.4%増と大きく増えたが、所得の伸びにはまったく釣り合っていない。