私が今メインで仕事をさせていただいている人たちはレスポンス(応答)が早い。メッセンジャーやチャットワークでメッセージを送れば“10分~30分くらい”で返信がある。こういった人との仕事のやりとりは気持ちがいい。これが通常になっている。

 だからこそ、時々“返信が2~3日後”という人と仕事をすると非常にスピードが遅く感じる。昭和にタイムスリップしたような気分にさえなり、仕事ができたとしても「他の人に頼もう」と思ってしまう。こうして少しずつ疎遠になり、今はほぼ付き合っていない。

 これから、ビジネスコミュニケーションにおけるレスポンスが遅くなることはないだろう。ということは、私たちもその変化に合わせてバージョンアップしていく必要がある。令和はスローレスポンスの人は生き残れない。

 またレスポンスの遅れは、ミスコミュニケーションにつながる。

 例えばプライベートで何か声をかけたとする。お誘いメールを送っても2日間返事が来ない……。こんなときは「声をかけたこと自体、迷惑だったかな?」と思ってしまうものだ。

 そうではなく誘って1分もしないうちに「ぜひ参加します!」と返信がくればどうだろうか?早ければ早いほどうれしいものだ。

 これからの時代は“気持ちはスピードで示す”ことが重要になってくる。これは今私が最も心がけていることで、人から声をかけていただいたときはできる限り早くレスポンスするようにしている。

SNS、アプリあらゆるツールを利用する!

 新型コロナウイルスの影響で、営業職は変化の時を迎えた。

 対面営業からリモート営業へシフトしたことで、会話のやりとりから文字情報のやりとりへと変化した。直接対話よりもSNS・メールなどが頻繁に使われるようになり、トークよりライティングのスキルが重要になり、そしてなによりスピードを要求される時代になったのだ。

デキる営業マンは1分以内に返信する!ビジネスはスピード時代に突入1分間仕事力』(さくら舎)菊原智明著、216ページ

 今活躍している営業スタッフはデジタルツールを器用に使いこなし、音速でレスポンスしているはずだ。

 実際に活躍している営業スタッフを一人紹介したい。

 ネット広告の営業をしているKさん。Kさんはデジタルツールを使い慣れていることもあり、最新ツールを使って最速でレスポンスする。

 今出ているSNSやアプリをすべて利用し、お客様が得意なツールでやりとりをする。他の営業マンがお客様の問い合わせに1~2日かける中、Kさんは“1分以内でレスポンス”する。

 このスピードだけでも「この人とならば気持ちよく仕事ができそうだ」と感じるものだ。実際、Kさんとやりとりをしたことがあるが、本当に行動が早い。よほど金額が異なるなら別だが、他社と似通った商品であれば間違いなくKさんにお願いしたいものだ。

 Kさんは入社してしばらくは結果が出なかったというが、今は断然トップの座に君臨している。レスポンススビートを上げず、のんびりしている先輩を一気に抜き去ったのだ。

「SNSは苦手だし……」などと言い訳をしている場合ではない。これからの時代、スピード感をもって仕事をしている人のみが生き残っていく。