米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は4日、労働市場が著しく回復するまでは金融緩和策を維持する考えを改めて示した。パウエル氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「ジョブズ・サミット」のインタビューで、「最大雇用と長期的に平均2%のインフレ率を達成するという目標には、まだ遠い道のりにある」と述べた。経済の見通しが明るくなる中で長期金利は上昇しており、景気回復下支えのために金利を低水準に維持しようとするFRBの取り組みは複雑化する可能性がある。今月16~17日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合前にパウエル氏が予定している公のイベントとしては、これが最後となる。
米景気回復までは金融緩和を維持=パウエルFRB議長
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